幼少期をインドで過ごした私はタンドリーチキン・チキンティッカには並々ならぬ愛情を持っています。
タンドリーチキン・チキンティッカとは
主にインドで食べられているスパイス漬け鶏肉のことです。インドは牛肉禁止のヒンドゥー教と豚肉禁止のイスラム教共に大きな勢力となっているため実質的に肉のオプションは鶏と羊に限定されます。
最近出張に行ったインドのシリコンバレーこと、バンガロールでは牛ステーキ屋もあって驚きましたが基本的に肉は鶏と羊です。そもそもベジタリアンが多いインドでは主なタンパク源としては豆です。
日本のような整備されたコールドチェーンもないため魚を食べる習慣はそこまでメジャーではないですね。
タンドールとはこのような窯のことです。
タンドールで加熱するチキンだからタンドリーチキンなんですね。
タンドリーチキンとチキンティッカはほぼ同じものですが、チキンティッカは骨を除いたチキンを串刺しにして焼いたものです。タンドリーチキンは一般的には骨があるものを言います。
レシピ
材料
- 鶏肉(もも肉が僕はおすすめ)
- スパイス(好みに合わせてよいがガラムマサラを入れればほぼ解決する)
- ヨーグルト
- にんにく
- 生姜
- レモン
- 塩
- 胡椒
甘さを足すためはちみつを入れる人や好みによってはマヨネーズを入れる人もいます。
僕のスタイルは以下です。大きめの一口大に切った(唐揚げと同じくらい)もも肉にコリアンダー、ガラムマサラ、カイエンペッパー、クミンとヨーグルトをあわせたスパイスをあえます。赤い色を出す場合パプリカパウダーを使いましょう(カイエンペッパーでやると辛すぎます)。
塩コショウ、しょうが、にんにくで味を調整。
ガラムマサラはあまりにも汎用性が高いので常に一定量を持っているとよいでしょう。僕は使いやすく程よいサイズのGABAN ガラムマサラ 200gを使っています。多すぎても味が劣化するので注意しましょう。
もも肉まるごと漬け込む、切ってから漬け込むスタイル共にありますが味がしみやすいので切ってからつけるほうがおすすめです。
またこれは賛否分かれると思いますが僕は皮を剥がします。
皮を剥がすメリットは火入れが簡単になることとカロリーが大幅に削減出来ること。100gあたりで比較すると皮ありとなしで2倍近い開きがあります。
また後ほど解説する火入れの難易度が皮があると上ります。皮と肉は別のものとして認識して火入れをする必要があります。普段のもも肉一枚焼きであればフライパンで皮の面を下にして、身の側は直接フライパンで加熱せずアロゼ(フライパンに浮いた油をスプーンでかける)で火入れをすることで皮はカリッと、身はジューシーに火を入れることが出来ます。
ただこれタンドリーチキンでやろうとするとスパイスが焦げる、またヨーグルトに使っているので皮がカリッとなりません。この問題に対処するために僕は最初の段階で皮を剥がしています。
フリーザーパックに入れ出来ればこれで1日漬け込みます。もんですぐに焼いてもいいですが漬け込んだ方が格段にウマい。
焼き方
さて、火を入れましょう。
僕の推奨はオーブンを使う方法です。
オーブンで強火にして15-20分程加熱しましょう。鶏肉は牛肉と違ってガッツリ人を入れたほうが美味しいと思います。フライパンでも試しましたが焦げ付きやすいですし本場タンドールで焼く方法にも近いのでオーブンが適していると思います。牛肉のようにギリギリ火が入ったくらいだと鶏肉はぶよぶよしていて個人的な感覚ではあまり美味しくないです。
火入れはデロンギのコンベンションオーブンがおすすめ。
仕上げ
出来上がったらトッピングで仕上げましょう!
最近のおすすめは自家製マヨネーズ。マヨネーズは市販品はほぼ油ですが、自作すると卵黄味を出すことが出来ます。自作マヨネーズというと難しそうですが実はすごく簡単。
自家製マヨネーズのレシピ
- 卵黄(2つ)
- マスタード
- オリーブオイル
- ワインビネガー
- レモン
これらをボウルに入れて泡立て器で混ぜるだけです。本当に簡単。
そしてパクチーを散らす!嫌いな人もいるから人に出す場合は事前に確認しましょう。
そして食べる!ウマい!家庭で手軽にインド味です!